イベント詳細

第55回『パブリックアート“最近の動向”と“新宿副都心のPA研究”発表』

再開、パブリックアート研究会

--このイベントは終了しました--


2008年07月26日(土)開催

第一部10~13時探訪会(新宿副都心)
第二部15~17時研究会(PA研究所)

日本のパブリックアートは、1960年代に活動が始まって以来約50年、時々の状況と時勢に 従ってその意義や内容を変えながら生き延びて、再び社会的役割を回復しつつあるようです。

今回は、その状況を「再開、パブリックアート研究会」と題して、神奈川芸術文化財団で長年パブリックアートの調査研究・催事企画・評論活動を続けている地域美産研究会世話人、藤島俊会さん、会員で大学院博士課程在学中の柴田 葵さんと、ベテラン・新進気鋭のパブリックアート研究者2名が、夫々ならではのテーマで纏めた研究内容を発表します。尚、柴田 葵さんが発表する内容は、大学院修士課程学位論文として制作したもので、PA研究所図書室でも閲覧可能です。

PA研究所で開催する「発表会」に先立って、新宿副都心街区における二大再開発プロジェクト、新都庁舎と、新宿アイランド事業に伴って街区に登場したパブリックアートたちを、柴田 葵さんの案内・解説で直接現場に訪ね、作品自体のアート的価値、建築設計とパブリックアートとの融合問題などの視点から、参加者夫々で、これらのパブリックアート事業の評価を試みて下さい。

「再開、パブリックアート研究会」は、新旧2名の俊才研究者が語り案内する研究会で、パブリックアートが勢いを回復しつつある時期に、相応しい企画ではないかと自負しています。(杉村荘吉記)


柴田 葵

現在、東京大学大学院の人文社会系研究科博士課程に在学中。文化資源学・文化経営学を専攻しつつ、パブリック・アート研究を継続。2008年度より明治大学特別嘱託職員。[主な研究活動]:06年9月~:日仏共同学術研究「基底材/表面構造(supports/surfaces)プロジェクト」補助。07年3月:第11回文化資源学研究会口頭発表「転換点としての震災復興期のパブリック・アート」など。

藤嶋 俊會

昭和18年(1943)会津若松市生まれ。中央大学法学部卒、神奈川県庁勤務。神奈川県民ホール開館時より現代美術の展覧会企画従事。著書に「神奈川の野外彫刻」、「昭和の美術(彫刻編、共著)」ほか。元神奈川芸術文化財団ギャラリー課長、Public Art Forum地域美産研究・探訪会世話人。


詳しくは当会発行の地域美産研究会Newsをごらんください。

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