イベント詳細

第24回『鳥居のカタチや生い立ちを学び都心の社でその美や地域との融合性を体感する』

パブリックアートとしての鳥居研究・探訪会「鳥居を訪ねて、ヤマトの美と暮らしの源を知る」その1・・・総括編

--このイベントは終了しました--


2005年07月23日(土)開催

平成17年7月23日(土)午前、研究会。午後、探訪会。

4月から第3年度の活動に入った「Public Art Forum地域美産研究・探訪会」は、岡林 馨会員の企画による「鎌倉の美産研究・探訪会 そのⅡ」(4月)、橋本 完会員他による「京の町家研究・探訪会」(5月)、6月は藤嶋俊会世話人の「横浜美産研究・探訪会Ⅳ」を経て、7月の催事開催です。

最近「鳥居のある風景」という題の写真集を出版したジョニー・ハイマス、「パブリックアートとしての鳥居、その不思議な魅力」を書いたバーバラ・サンドリッセなど多くの外国人が、なぜ「鳥居」や「鳥居のある風景」に魅了されてしまうのか。この国の暮らしに慣れきった私たちが、過去60年余もっぱら欧米のそれを良として忘れ去ってきた、日本の人々が日々の生活の中から営々と創り遺してきた社会文化遺産=社会美産の源として、鳥居に魅せられるのかも知れません。

が、21世紀を迎えた日本は、このような長い暮らしの中から生まれたホンモノに光を当て、この国ならではの美性や文化性を再評価し、これからの自分づくりや生活づくりに活かしていく必要があるのではないでしょうか。

この研究探訪会は、このような想いから杉村が企画した催事です。5年前の初回鳥居探訪会に参加した方々のように、「まれな体験をした」と感じてもらえる会になれば幸いです。交歓会は、赤坂が昔の情緒を失う中で、ぜひ生き残って欲しい板前割烹の名舗「ととや魚新」で開催します。


杉村 荘吉

Public Art Forum地域美産研究・探訪会世話人会代表。バーバラ・サンドリッセ(環境美学研究家)の「パブリックアートとしの鳥居、その不思議な魅力」翻訳を機に、鳥居とその向うに見える日本の美と暮らしに惹かれ、平成14年その価値を殆ど意識することのなかった地域の社会文化遺産を、再発見する「地域美産研究・探訪会」立上げる。著書「パブリックアートは街を語る」東洋経済新報社 他。