イベント詳細

第89回『飯能の歴史と自然を歩く』

--このイベントは終了しました--


2012年10月13日(土)開催

店蔵絹甚

店蔵絹甚

能仁寺境内

能仁寺境内

県西部の飯能市。入間川(名栗川)が西から東へと流れます。

その飯能の約3/4をしめるのは森林。その森林から伐採された木材は江戸の西の川から運ばれたところから西川材と呼ばれ、入間川(名栗川)をくだり、大量に江戸へ運ばれました。

また幕末から評判の高かった武州の平絹、大島紬などの織物産業は戦前最盛期を迎え、飯能の隆盛を支えました。その様子をつたえる建物が市内にはあちこちに残っています。

こうした街並みを抜けて歩いていきますと、2011年、水辺再生事業により整備された市民の憩いの場、飯能河原。美しい流れと背後にひろがる森は市民の生活に潤いを与え、訪れた人をホッとさせます。

さらにここは幕末の戊辰戦争のひとつ飯能戦争の地。彰義隊が立てこもった能仁寺があります。

桃山時代の作庭ともつたえられる地泉回遊式の庭園は日本の名園100選にも数えられ、壮麗な伽藍とともに見所の一つです。

秋の日の一日、歴史と自然をゆっくりと味わいながら飯能市内を訪ねてみたいと思います。

おもな探訪予定コース

銀座通り(馬車鉄道跡)周辺・絹織物組合・広小路・銀河堂・店蔵絹甚・畑屋・割烹料理屋街・ 入間川(名栗川)・飯能市郷土館・能仁寺

会員の方は1,000円、一般2,000円。交歓会は自由参加で5,000円です。

詳しくは下記の当会発行地域美産研究会Newsをごらんください。


伊豆井 秀一

埼玉県立近代美術館学芸主幹。埼玉県立博物館勤務の後、美術研究の傍ら埼玉県下の社会美産(パブリックアート)の調査と研究もてがけ、その成果を彩の国、埼玉県の公共空間へパブリックアートを導入するプロジェクトのまとめ役として活躍するなど、長年埼玉県の芸術文化事業を推進。1949年生。


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